▼会長挨拶

    
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    ごあいさつ 
    
                      群馬県保険医協会

                              会  長  柳  川  洋  子

   

 

 群馬県保険医協会は1971年に「保険医クラブ」として発足しましたが、3年後の74年から「群馬県保険医協会」という名称になりました。2010年6月1日現在、会員数は医科歯科合わせて1050人、医科・歯科の比は約6対四4になります。この1年、会員数が非常に増えました。誠に喜ばしい限りです。
 総会は毎年7月に行われていますが、昨年は8月に衆議院選挙があり、今年は7月11日に参議院選挙があり、皆様の政治への関心が非常に高くなっている時期です。
 過剰な期待を受けた民主党は鳩山政権が退陣し、先の参議院選では議席を大幅に減らして過半数を割りました。菅政権は構造改革に回帰し、その柱に消費税増税と地方分権を掲げ、沖縄普天間基地移設では日米同盟に回帰しています。
 このような状況下で、群馬県保険医協会の役割は何かと考えてみました。
 協会は政界から一歩距離を置いたところで、医療者と国民の立場から、医療福祉の現状を訴え、政策提案を出し続けることが重要だと考えます。医療に携わる者として、私は次の2点を訴えていきたいと思います。
 一つは、財源を逆進性の消費税増税に求めるのではなく、富裕層から所得再分配する累進税とすることです。消費税は低所得者にはより厳しい税制です。病院や開業医にとっても、患者さんから徴収できず自院でかぶっている税ですから、経営を圧迫されるのは必定です。
 二つめは生存権を補償する憲法25条のもとに、国民皆保険を守ることです。今、財界からの強い圧力で混合診療解禁の動きが出ていますが、これは治療の選択肢を経済的に制限する制度です。国民皆保険を守り生存権を補償するのは国の使命です。政治をしっかり監視し、福祉国家の危機を訴え、国民皆保険を守っていくのが保険医協会の役割だと考えます。(2010年7月15日、第40回定期総会)