■第41回定期総会決定 2011年度活動方針

【2011. 7月 26日】

群馬県保険医協会

    2011年度の活動方針

 

 今年は、国民皆保険制度が創設されて50年である。すべての国民が必要な時に必要な医療を受けられる、我が国の誇れる制度だ。しかし、その制度が度重なる医療費削減政策により崩壊しつつある。さらにTPPへの参加で、医療に市場原理主義が持ち込まれようとしている。これは、サービス分野に属する医療を自由化することであり、混合診療の解禁、自由診療領域の拡大を意味する。所得によって受けられる医療に格差が生じ、医療の市場化により保険医療の質の低下が懸念される。国民の安心と生活を壊す医療費削減政策に反対するとともに、TPPへの参加について、国の動向に注視する。
国民の医療や福祉、介護の充実を求める声は一層強まっている。公的医療保険の後退を阻止し、発展させるための運動に取り組み、会員の生活と権利を守る活動をすすめていきたい。県内保険医の真のニーズを掴み、会員拡大に努め、活発な活動ができる体制づくりを目指す。

東日本大震災が起きてから3カ月が経ち、徐々に復興の兆しが見え始めている。しかし、未だ多くの被災者が苦しんでいることを決して忘れてはならない。長期的な支援が必要なことは明らかであり、今後も被災者に対する支援活動を続けていく。

今年度も引き続き次の課題に取り組んでいく。
一、医療費削減政策の矛盾と破綻した現状を明らかにし、県民に知らせる。
一、後期高齢者医療制度に反対し、廃止を求める。
一、登録医制、診療報酬の定額払い制に反対する。
一、保険外併用療養(混合診療)の拡大に反対する。
一、保険診療で経営が安定し、良質の医療が確保できる診療報酬を求めて運動する。
一、物価、人件費の高騰にみあった「一点単価」の引き上げを要求する。
一、保険診療に関する情報収集に努め、医学的常識と医師の裁量を尊重した審査、指導、レセプト審査の公開を要求する。
一、女性医師支援の運動を継続し、女性医師・歯科医師交流会を計画する。
一、ヒブ、肺炎球菌、水痘、おたふく風邪の各ワクチンの定期予防接種の早期導入を県、市町村に要望する。
一、健康テレホン、院内だより、食生活を考える会の活動を継続する。
一、各種共済制度の普及をすすめる。
一、平和を守る活動に取り組み、「核戦争防止群馬県医師の会」を支援する。
一、環境平和部を新設し、核災害について学び、研究会や新聞等で情報を発信する。
一、国民皆保険制度を崩壊に導きかねないTPP参加について会内の議論を深める。

                                               以上