新年のごあいさつ

【2017. 1月 15日】

新年のごあいさつ

群馬県保険医協会
会長 木村 康

 皆様に新年のごあいさつを申し上げます。
 昨年は大きなニュースとして「アメリカ次期大統領にトランプ氏」が飛び込んできました。アメリカ国内でも相当の波紋を呼んでいるようですし、全世界に驚きと不安を一挙に広げ、貿易・経済・安全保障、そして我が国のあり方やこれからの展望にも大きな影響を与えるに違いありません。特に氏が反対して撤退を唱えるTPPの問題には多くの関心が集中し、その動向は、我が国の医療情勢、とりわけ医療保険の分野、そして新薬の開発・薬価問題に大きな影響を与えそうです。
 一方、お隣の韓国の国内情勢にも驚きが沸騰しています。多くの国民が一致して自らの大統領を拒否するという私たちには想像しにくいニュースです。これらの情報に接するたびに、社会全体が自由で民主的であろうとする時、私たちにとってどれ程の努力が必要とされるのか問いかけられている思いです。
 我が国を顧みますと、このところ自民党政権による強引な国会での動きが気になります。TPPや安保法制での具体的な動きもそうですが、さらにはオプジーボの薬価引き下げを機に、経済財政諮問会議では薬価の「毎年改訂」などが議論されているということです。健康や医療を考える時、私たちも医師・歯科医師として看過出来ない内容を強く感じとることが出来ます。
 また、首都東京に誕生した小池都政のその後のめまぐるしい程の動きからも目が離せません。何が実現可能なのか、期待と諦めとが混乱の中にあり、これから何か建設的な成果が期待出来るのか見守るばかりです。
 そのような内外の喜べない話が多い中、私たち保険医協会は、須藤県医師会長との座談会の機会を持つことが出来ました。地域包括ケアシステムを主たるテーマに意見交換が出来たのは、とても有意義なことでした。主人公を市民・住民として、地域に密着してその地域の特性に心した展開、そして何よりも医師主導による推進ということを伺って、力強い決意を感じ、多いに共感することが出来ました。今後もこれまで以上に医師会との連携を大切にしながら活動したいと強く感じています。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
■群馬保険医新聞2017年1月号