定例研究会
歯周病と全身疾患との関係
松本歯科大学 王宝禮教授が講演
「歯周病と全身疾患の関係は深く、歯周病菌が作るバイオフィルムが治療の鍵となる。このバイオフィルムを抗菌剤を使って内科的に除去することが重要である」…月刊保団連の〈診療研究〉に昨年11月から3回にわたって「口腔内科の時代」を連載した王宝禮先生(松本歯科大学教授=写真)が第168回定例研究会で講演した。王先生は日本薬理学会、日本歯科薬物療法学会、日本歯科基礎医学会評議員で、東洋医学にも造詣が深い。
研究会では、口腔を一つの臓器ととらえる「口腔内科」的発想が必要だとし、歯周病と全身疾患の関係、抗菌剤の経口投与による歯周病治療等について約2時間にわたり講演した。
歯科医師、医師、歯科衛生士、栄養士ら55人が参加。2月28日午後7時から、県生涯学習センター。ファイザー株式会社共催。
■群馬保険医新聞2008年3月号