【論壇】中絶の変遷と課題

【2021. 10月 18日】

 日本における中絶件数は60年前の年間106万件から年々減少していき、2020年には14万件と大幅に減少している。出生数もこの間に160万人から84万人へと減少しているが、中絶はそれを上回る減少率である。これには戦後の生活難の改善やコンドームの普及から始まり、現代ではセックスレスの増加や晩婚化により希望する子供の数を超えないことなどが要因として考えられる。にもかかわらず妊娠した女性の約15%が苦悩しながら中絶をしいている現状を鑑みると、まだまだ対策が必要である。

 避妊方法について検討すると、パール指数(100人の女性が1年間で妊娠する人数)でみたときコンドームを適切に使用した時の指数は2だが、実際は15程度である。こうした実態から、コンドームは不確実な避妊方法だと言える。それに比べてピルや子宮内避妊具のパール指数は0.3と低い。早い時期から性教育を行うことで、こうした確実な避妊法を普及させていかなければならない。また、育児の負担が大きくて出産を躊躇するケースも増えている。24時間・365日受け入れ可能な託児所を増やすなど、育児と仕事が両立可能な環境を整えることは中絶を減らすだけでなく、少子化対策としても喫緊の課題だ。

 中絶に関する法律は1948年に優生保護法が成立し、1996年に現在の母体保護法に改正された。優生保護法には『優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する』と書かれており、こうした優生思想のもとに国主導で多くの強制不妊手術が行われた苦い歴史がある。また、中絶可能な妊娠週数も周産期医療の進歩ともに、当初の妊娠8カ月未満から現在は妊娠22週未満へと変わった。

 実際に中絶の方法も変化しつつある。12週未満の妊娠初期において従来はキュレットや胎盤鉗子を用いる掻爬法(D&C)が行われていたが、数年前から子宮穿孔リスクが低い手動真空吸引法(MVA)が広まりつつある。また、ミフェプリストンとミソプロストールの内服による中絶法も治験が行われている。9割以上で胎嚢を排出できる一方で、強い腹痛や出血、排出に時間がかかる、追加処置が必要となるなどのケースもあり、適応や管理法などについてさらなる検討が必要である。

 出生前診断の分野では遺伝子技術の発展により、8年前から母体血中の胎児DNAを検査するNIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)が行われている。妊娠10週から検査ができ、認定施設ではダウン症を含む3種のトリソミーについて検査できる。確定診断には羊水検査が必要であり、遺伝カウンセリングも義務付けられている。約100の認定施設で、年間1万件以上の検査が実施されている。

 しかし、無認可で検査している施設がそれ以上にあると報告されており、産婦人科以外の施設も少なくない。そこでは性別を含む様々な検査が行われ、さらに説明が不十分なことも問題となっている。 

 こうした背景には晩婚化により第一子出産年齢が平均30.7歳に上がり、染色体異常のリスクが以前よりも高まっていることも関係している。30%の妊婦がNIPTに興味をもっているとのアンケート結果もあり、認定基準を緩めて認定施設を増やすこと及びルールの厳格化を並行して進めていくことが求められる。

 出生前診断は『最適な分娩方法と療育環境を検討すること』が本来の目的だったが、検査で陽性となった妊婦の約9割が中絶を選択している。母体保護法では胎児の障害や性別を理由とした中絶は認めておらず、矛盾が生じている。

 まずは妊婦の抱える不安を和らげるためにも、障害者福祉の充実や差別の解消といった社会環境の改善に取り組んでいかなければならない。さらに優生思想に流されないよう慎重になりながらも、母体保護法のありかたを含めた幅広い議論をすべき段階に来ている。

(環境平和部長 白石 知己)

■群馬保険医新聞2021年10月15日号

9月30日を期限とされている2020年度診療報酬改定に伴う施設基準の経過措置の取り扱いについて

【2021. 9月 24日】

9月30日を期限とされている2020年度診療報酬改定に伴う施設基準の経過措置について、重点医療機関等(※)以外では 9月末で終了する との通知が9月17日に発出されました。

・令和2年度診療報酬改定において経過措置を設けた施設基準の取扱いについて

重点医療機関等以外の医療機関が経過措置に該当する点数を10月1日以降引き続き算定する場合、10月18日までに施設基準の届出が必要 となります。

なお、点数の算定は10月1日からとなりますのでご留意ください。

※重点医療機関等…都道府県から新型コロナウイルス感染症患者・疑い患者の受入病棟を割り当てられた医療機関。 

○重点医療機関 ○協力医療機関 ○その他の医療機関

取扱いの詳細につきましては、下記をご確認ください。

・令和2年度診療報酬改定において経過措置を設けた施設基準の経過措置の延長について

【論壇】対COVID-19

【2021. 9月 16日】

「コロナは続く どこまで続く」

 新型コロナウイルスは、一国で抑えられたとしても、他国との関係を絶たない限り、また新たな変異株の襲来により再燃を繰り返すことでしょう。適応出来る人は生き残り、そうでない人は淘汰されるという、シンプルな自然の掟に、しばらく晒されるのです。

 再燃を繰り返しながら、徐々に自然免疫を獲得し、相対的に弱毒化し、やがてインフルエンザ的なものに落ち着いて行くのだろうと想像されます。

「自分の命は自分で守る」

 新型コロナウイルスと対峙する時、根本的な対処法はワクチンでも薬でもなく『宿主の強化』であると思います。

 言葉通りにステイホームをしていると、フレイルが加速して余計に重症化リスクの上昇を招きます。人混みを避けるという原則を守りつつ、出来るだけ外に出て活動的な生活を送る工夫が大切になります。

 朝のウォーキングで太陽を浴び、ビタミンDやセロトニンを増やし、休日は家族で釣りやハイキング、森林浴をし、野外でお弁当をひろげ、楽しい時間を過ごす。喫煙・深酒を戒め、肥満を解消し、基礎疾患の改善に取り組む。適度な運動と休養と睡眠。無理をしない。楽しくストレスの少ない生活を送れるようにする。

「抵抗力や免疫力を上げる食事を心がける」

 杏林予防医学研究所長の山田豊文先生は著書の中で、「牛乳や乳製品は、百害あって一利なし」、「牛乳は骨を弱くし、全身の細胞の環境を悪化させる」と記しています。

 病院食であれば、牛乳・ヨーグルト・チーズを廃止し、豆乳・豆腐・納豆・湯葉・ゆで卵に変え、良く噛むだけで、体中の細胞の環境が改善される訳です。

①乳製品の摂取を0にする ②グルテンの害を回避する  

ために小麦製品の摂取量を控える

③オメガ3オイルを毎日適量摂取する

この3つに取り組むだけで、相当に良質な細胞が造られるようになり、かなりの体質改善が期待出来ます。

 緑黄色野菜・果物・種子類・ナッツ・ベリー・きのこを積極的に摂取し、最高の栄養素であるファイトケミカルを充分に取り込むと、抵抗力と免疫力が飛躍的にアップするでしょう。

「発症も重症化も自分で防ぐ」

 新型コロナウイルスに曝露しても、すぐに感染して発症する訳ではありません。

「舌の上と、舌の奥の方の喉で一旦増殖し、ある程度まとまった数になったウイルスが、夜中のイビキ等による誤嚥で気道に落ちて発症する」というパターンが多いと思われます。

①毎日の歯磨き

②舌の上の舌苔(ぜったい)を優しく舌磨き

③舌の奥の方の喉のガラガラうがい 

 この3つの対策を実行することで初期の増殖を阻止できれば、発症はかなり防げるでしょう。

 みらいクリニック院長・内科医の今井一彰先生は「あいうべ体操」を指導し、口呼吸を鼻呼吸に変えることで、インフルエンザを予防し、学級閉鎖を皆無にしています。

 鼻呼吸により口の中の乾燥が解消され、自律神経が整えられ、体調が良くなると共に、鼻粘膜・気道・気管支・肺胞が保湿され粘膜本来の免疫力が発揮されます。口呼吸に比べ150%以上、酸素の肺への取り込み量が増え、鼻粘膜から出る一酸化窒素が血管や気管支を広げ、血流を促進してくれます。

 体の隅々にまで新鮮な血液と酸素が供給され、細胞がますます元気になり、重症化防止に繋がります。

 日本人の10人中9人までが口呼吸をしているとのことで、大きな改善効果を与えるでしょう。

「広く情報発信を」

 人流の抑制を叫ぶことも大切かもしれませんが、新型コロナに対抗可能な健康知識の情報提供は、出来ることの一つと思います。

 新変異株のたびに右往左往しなくて済むのが理想です。普通に自立歩行が可能な人であれば『宿主の強化』のみで何とか乗り切れるでしょう。

 こうした事に皆が取り組むことで、健康な体になり、蔓延を阻止、医療資源を節約し、少しでも医療崩壊を防ぐことに繋がればと思います。

(広報部部長 大国 仁)

■群馬保険医新聞2021年9月15日号 

ごあいさつ

【2021. 8月 17日】

群馬県保険医協会会長 清水 信雄

 長引くコロナ禍で、すでに1年半以上も国民は不自由な生活を強いられています。ワクチン接種も、ようやく高齢者への接種の遂行が見えてきたところです。

 いずれにしても、私たちの生活や仕事の仕方が、それまでとはすっかり変わってしまいました。当たり前が当たり前でなくなる—こんな変化が突然起こりうるという事実を私達は身をもって知りました。災害とはそういうものです。

 この間、医療機関、ことにウィルス感染者に直接関わる医療従事者は、自らの感染リスクを負いながら診療に当たっています。その勇気と尽力に心より敬意を表します。

 一方で感染リスクの面からは、不特定多数と接触する機会のある職種は医療機関以外にも多々あります。飲食業界をはじめ、展示場、演劇、ライブやコンサート、スポーツ関係など、対ひとの業界等は、甚大な影響を受けました。

 政府は、自粛や営業の時短等、感染予防のための協力要請はするものの、そのための手当てや助成金等については、制度上、運営上の不備が目立ち、また額においてもあまりに不十分です。まだ収束が見えない中、ともすると禍=わざわいという不幸な面が強調されがちですが、奇しくもこの間、私たちが獲得したこともありました。

 歴史を振り返れば、人類はこれまでも、試練から多くのことを学んできました。 (順風満帆の時は、人はあえて変化や改革を考えないものです。)

 身に迫る隘路打開のため知恵を絞り、それまでの経験や成果を生かそうと試行錯誤を重ね、それにより新しい技術やシステムを開拓してきました。

 協会の理事会をはじめ、諸会議、研修会の形態がWEBの活用により大きく変わりました。しかしWEB会議は、直接顔を合わせられない、音声が聞き取りにくい、表情、反応がわかりにくい等、今後改善すべき課題もあります。

 一方で、時間や交通費の節約、またこれまでいろんな事情から参加できなかった方の参加が可能になったことも、この状況下で得られた大きなメリットではないでしょうか。今後、先の課題を含め、コミュニケーションをどう深めるかが鍵になりそうです。

 また、医療現場のマスクやグローブ等、感染予防器材の備蓄が不足するという重大な事態も経験しました。こうしたことから、平時においても、非常時を見据えての感染予防器材の確保など、今後も政府、自治体に訴えていかねばなりません。

 私たち医療従事者は、住民のマスクやワクチンに対する過信にも正確な情報を発信していかねばなりません。マスク着用により口呼吸が助長されること、そして口呼吸による感染リスクの増加、またワクチン接種による感染対策軽視の傾向等、住民に注意喚起していくことが重要です。

 また、マスク着用により子供たちの表情が乏しくなったとの指摘もあります。学童期の、感受性の熟成への弊害についても、今後取り組む必要があろうかと思います。  

 コロナ禍がもたらした社会や経済の変化は、収束後も完全に元に戻る事はもはやありえないでしょう。

新しい時代に向けて医療はどうあるべきか、住民のニーズにどう応えるかなど、当会では、その時々の状況に応じ最善の策を実行してまいります。

 なお私ごとではありますが、これまで協会の体制は不文律として会長の任期は4年で引き継がれてきましたが、今期私は会長5年目となります。これは、昨年コロナ禍で本来の協会活動を全うできなかったため、つまり会員の皆様に対し満足のいく活動ができなかったとの思いから、もう一期、微力ながら皆様の納得のいくような活動をさせていただければと思います。

 今後とも、会員皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

■群馬保険医新聞8月15日号

事務局夏期休務のお知らせ

【2021. 8月 12日】

いつも当協会の各種活動等にご協力いただき、ありがとうございます。

誠に勝手ながら、8月13日(金)から8月16日(月)まで夏期休務とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解くださりますようお願い申し上げます。

事務局

【論壇】超高齢社会における歯科医院のあり方

【2021. 7月 19日】

 2020年(平成31年)、日本の65歳以上、高齢者の人口は、3617万人・総人口の28・7%で過去最高の更新が続くと総務省発表あり、介護保険制度が始まった平成12年4月時点で日本の要介護認定を受けたのが218万人、2019年(平成31年4月時点で658万人と19年で3倍増になっている。

 2025年(令和7年)には、団塊の世代が75歳以上、人口の1/4となる予想。諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行すると推測され、国民の医療や介護の需要が、さらに増加することが見込まれる。

 厚生労働省においては、2025年(令和7年)を目途に、地域包括ケアとして、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進し、健康寿命の延伸が望まれた。

 しかし、コロナウイルス感染拡大の猛威の中、緊急事態宣言が発令され、感染すると重篤になりうる高齢者は、自粛生活を強いられ、家に引きこもり状態に陥った。

 病院、介護施設等部外者の出入りも含め、面会謝絶、通所も閉鎖、地域のコミュニティも中止され、長引く自粛生活は、高齢者の身体機能や認知機能の低下を招き、フレイルが進行、また、基礎疾患、持病があるにも関わらず、病院、診療所の受診を控えた為、症状の悪化を招く事態にも陥った。

 歯科でも2020年の4月~6月の受診抑制が認められ、解除後9月以降の医療業活動指数は前年度比を超えた。

 コロナ渦においても歯科受診は不要不急ではないことが示された。(図)

 高齢者の歯科受診動向として厚労省の平成29年度調査「年齢階級別歯科推計患者及び受診率」より、歯科の外来診療は75~79歳をピークに、その後急速に減少しているのが実態である。

 要介護者の約9割は何らかの歯科治療や専門的口腔のケアが必要であるが、実際に治療を受けたのが約27%という実情ということである(第10回在宅医療推進会議)。コロナ渦の影響で高齢者の歯科の外来診療受診はより減少し、在宅・施設への訪問需要の増加が予想される。

 介護保険の中には、口腔衛生管理体制加算、口腔衛生管理加算という算定項目がある。

歯科医師、歯科衛生士の月1回の助言を基本に、歯科衛生士が対象利用者に月2回の口腔衛生管理を行い加算算定するというものである。

 平成29年度4月分の介護保険診査分の政府統計より、全国の介護老人福祉施設(加算請求事業所数:10492所)利用者約52・1万人のうち、口腔衛生管理体制加算算定施設数は56・2%、口腔衛生管理加算算定利用者数は14・2%であった。

 令和3年4月介護保険が改定された。科学的情報システム(LIFE)と称され、「エビデンスに基づいた介護」を求められ、利用者へのより、質の高いサービスを提供できるように求められた。リハビリテーション・機能訓練・口腔・栄養の取組の一体的な推進を掲げ、加算の算定要件として歯科衛生士などの参加を明確化した。

 これにより、口腔衛生管理体制加算は周知ということで加算廃止と理解し、個別の口腔衛生管理加算の普及を後押しする経緯と感じる。

しかし、これは、特別養護老人ホームなど施設側が算定するもので、歯科医院側が算定できるものではない。加算算定において歯科医師、歯科衛生士の参画が必須であるが、歯科医師、歯科衛生士の適正対価は補償されていない。

 これらの条件で、LIFEの普及はみこまれるのだろうか?

 群馬県における、歯科における訪問診療の有無を施設基準にした届出は、か強診9・7%・歯援診8・0%(群馬県:令和3年6月15日時点)とかなり低率であると伺える。

 2025年(令和7年)には、団塊の世代が75歳以上、人口の1/4になり少子高齢化が訪れる。もう4年後である。地域においての自医院の位置づけについて思案に暮れる。

(副会長 小山 敦)

■群馬保険医新聞7月15日号

歯科の施設基準に係る届出書

【2021. 6月 23日】

※ご不明な点等につきましては、事務局社保担当までご連絡ください。TEL:027-220-1125

【歯初診】

歯初診 別添7

歯初診 様式2の6

歯初診 様式2の7(7月報告書)

【外来環】

外来環加算1 別添7

外来環加算2 別添7

外来環 様式4(届出添付書類)

【か強診】

か強診 別添2

か強診 様式17の2(届出添付書類)

【歯援診】

歯援診1 別添2

歯援診2 別添2

歯援診 様式18(届出添付書類)

-厚労省HPから転載-

【論壇】マイナンバーカード

【2021. 6月 16日】

 皆さんは住基カードを覚えているだろうか?住基カードとは正式名称を住民基本台帳カード(じゅうみんきほんだいちょうカード)といい、市町村又は特別区が発行する、個人の住所、氏名、生年月日、性別、住民票コード等が記録されたICカードであった。

 2003年(平成15年)8月25日に開始され、2015年(平成27年)12月限りで発行終了。約830万枚交付されている。普及率は10%に満たない物で、このとき政府は2000億以上の税金を投入していた。ちなみに、私は確定申告をインターネットでするときに必要であったため、住基カードを所有していた。

 このときの10%に満たない什器カードの総括もされないまま、新たにマイナンバーカードが登場した。

 マイナンバーカードは、2016年1月から発行開始され、顔写真付きの「本人確認書類」として利用できるものである。最近このカードの普及のため、マイナンバーポイントという一人につき上限5000円分のポイントを支給するという大判振る舞いを行った。これには総額2500億円相当の予算がとられている。

 そして今回政府はマイナンバーカードを保険証と合体させ普及させようとしている。

 一般的に医療機関では患者さんが加入する医療保険を確認して、保険医療をしているが、この保険証の確認が資格確認である。

 従来の資格確認の方法は、患者の健康保険証を受け取り、記号・番号・⽒名・⽣年⽉⽇・住所などを医療機関システムに入力する、というものであるが、この方法では「入力の手間がかかる」「患者を待たせてしまう」などの難点があった。

 これをICチップから情報を読み取ろうというのが、今回のオンライン資格確認である。

 この資格確認には・資格確認機器・資格確認端末・顔認証付きカードリーダーソフトが必要である。資格確認機会として、①患者の顔を撮影できるカメラがあること②マイナンバーカードの券面情報を取得する機能があること③マイナンバーカードの読込が可能なICカードリーダーが搭載されていること④入力操作用を行えるタッチパネル等が搭載されていることが要件とされており、今年3月までに要望すればICEカードリーダーの無償提供、導入費用、に対して42・9万円まで補助が出ていた。

オンライン資格確認導入のメリットは

1.資格過誤によるレセプト返戻の作業削減

2.保険証の入力の手間削減

3.来院・来局前に事前確認できる一括照会

4.限度額適用認定証等の連携

5.薬剤情報・特定健診情報の閲覧ができる

6.災害などの緊急時に薬剤情報・特定健診情報の閲覧ができる事が挙げられる

などが挙げられる。

 当院の事務に確認すると、患者の保険資格情報がその場で確認できることは資格過誤によるレセプト返戻や窓口業務が減りとても助かる、とのことであった。

 また、最新の保険資格を自動的に医療機関システムに取り込んでくれるので、医療事務の手間や間違い等が減り、とても期待できるとのことであった。

オンライン資格確認の3つのデメリット

1.セキュリティ対策

2.事務対応の煩雑化

3.自治体の公費や地方単独事業との引き継ぎがない

などが挙げられる。

 やはり個人情報の流出に対しての懸念は拭えない。マイナンバーカードを紛失したときの対応も今のうちに十分対策を考えておく必要がある。

 今年3月スタート予定だったこのオンライン資格確認もすでに7ヶ月延期されている。これはシステムの基盤となるデータの正確性に致命的な不備、具体的にはマイナンバーが他人のものと取り違えて登録されるというミスが多発していたためだという。過去の住基カードの失敗で学んだ対策は、今度は生かされるのであろうか。

 今回の保険証と一体化は、厚生労働省も本気のようで医師会からも導入に肯定的な意見が聞かれ始めている。当院でも導入に向けて準備を進めている。導入に当たり試しに私もこのマイナンバーカードを申請してみたが、二ヶ月たった今もまだ手元にない。

 マイナンバーカードの普及は急務であろうが、おまけをつけなくては普及しないカードは本当に必要なのだろうか?

保険証と一本化して本当に大丈夫であろうか?

導入したものの、使い物にならず、使用しない機械ばかりが増えないように祈るばかりである。

(副会長 小澤 聖史)

■群馬保険医新聞6月15日号

【会員限定】歯科の施設基準に係る講習会(WEB)開催 ―歯初診・外来環・か強診・歯援診―対応

【2021. 5月 25日】

日 時 2021年620日(日) 9:00~12:55

形 態 WEB講習会(ZOOM使用)

対 象 会員本人のみ

参加費 無料

定 員 90人(先着)

【第1部】 9:00~10:35 ●院内感染防止対策 ●医療事故対応●偶発症に対する緊急時対応

講師 狩野証夫氏  狩野歯科口腔外科医院院長 医学博士 口腔外科専門医・口腔外科指導医

顎顔面インプラント指導医/顎関節症専門医/群馬県保険医協会理事

【第2部】10:50~11:20 ●歯科の重症化予防に資する継続管理

 講師 狩野証夫氏

11:20~12:55 ●高齢者の心身の特性●認知症に関する内容●口腔機能の管理

講師 種村達哉氏  医療法人上毛会伊勢崎福島病院 歯科医長/日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士/ 日本静脈経腸栄養学会TNT研修終了/北関東摂食嚥下リハビリテーション研究会世話人

締 切 6月10日(木)

こちらを印刷してFAXにてお申込みください。→参加申込書

群馬県保険医協会|【会員限定】歯科の施設基準に係る講習会開催 ―歯初診・外来環・か強診・支援診―対応

※歯科会員のみなさまには、全国保険医新聞5月25日号に参加申込書を同封いたしました。

第50回 保団連夏季セミナー開催のご案内

【2021. 5月 19日】

 保団連では、新自由主義による脆弱化した経済・社会や医療を見直し、新型コロナ 感染症への対応や診療報酬改善、衆議院選挙、後半期の運動推進に向けて保団連方針への確信を深める場として下記の通り夏季セミナー開催します。

 当会会員の方(会員限定)でご参加希望の方は、群馬協会事務局までご連絡ください。TEL:027-220-1125 FAX:027-220-1126

申込期限日:2021年5月31日(月)

■保団連夏季セミナー

日時:2021年7月3日(土)18:30~21:00

      7月4日(日)9:30~15:30

参加形式:WEB参加 

費用: 無料  (WEB参加費用5,000円は、協会にて負担いたします。)

■主な内容

【7月3日(土) 第1日目】

 18:30 ~21:00 <全体会司会 斉藤みち子副会長>                               

・主催者挨拶 住江 憲勇 会長

・基調提案 「コロナ禍から国民の命・健康を守り抜く(仮)」

武村 義人 副会長                  

・記念講演 「コロナ危機が拓く未来―新自由主義と決別するとき」(仮)

青木 理 氏(ジャーナリスト)

共同通信社の社会部在籍中に発表した『日本の公安警察』(講談社現代新書)はベストセラーとなり大きな話題に。2006年6月退社しフリーに。テレビでは『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)、『サンデーモーニング』(TBS)などでコメンテーターも務める。著作に『日本会議の正体』(平凡社)、『誘蛾灯 二つの連続不審死事件』(講談社)など。

【7月4日(日) 第2日目】 

9:30 ~12:00 <講座>  

※ すべて7月4日(日)の午前中に並行して行う企画

・講座1 「コロナ禍を踏まえた財政・金融政策(仮」」 

  講師: 鳥畑 与一氏(静岡大学人文社会科学部経済学科教授)

       (担当役員:森元副会長、馬場副会長、太田理事)

・講座2 「改憲を許さず、憲法が生きる社会(仮)」 

  講師:小澤 隆一氏(東京慈恵会医科大学教授)

        (担当役員:飯田副会長、永瀬理事、中川理事)

・講座3 「コロナ禍で浮かび上がった医療・診療報酬をめぐる問題点と今後の展望(仮)」 

  講師:本田 宏氏(NPO法人医療制度研究会副理事長) 

        (担当役員:武田理事、山崎理事、井上理事)

・講座4 「2022年度改定に向けて、歯科医療のこれからを考える」 

  講師:田辺 隆氏(保団連副会長)

          (担当役員:宇佐美歯科代表、池理事、新井理事)

13:00 ~ 15:30 <シンポジウム>

テーマ 「新型コロナ感染拡大と地域医療のあり方を問う」

【趣旨】

新型コロナウイルス感染症の拡大は、日本の医療が抱えてきた脆弱性を浮き彫りにした。保健所は機能不全、病床逼迫により「医療崩壊」の瀬戸際にまで追い込まれた。長引く受診抑制で患者・国民の健康・疾病の状態悪化など課題が山積している。シンポジウムでは、かりつけ医、かかりつけ歯科医、地域の病院などが連携し、コロナ対応と平時の医療を支える医療体制の構築に向けた取り組みや地域医療のあり方を問う。

基調提案 三重短期大学生活学科教授    長友 薫輝氏

パネリスト(未定)

・発熱外来、感染防止対策などコロナ時代に「かかりつけ医」が果たす役割

・逼迫する医療・介護の現場から             

    (担当役員:三浦副会長、吉中理事、竹田理事、小山田理事)

【論壇】コロナとワクチン接種

【2021. 5月 17日】

◆コロナ感染封じ込め

 新型コロナ感染が全世界で蔓延している中、ニュージーランド、台湾、ベトナムなどでは新規感染者が殆どいない。 これらの国々では、入国制限や感染者の徹底的追跡などで、ワクチン接種率は低いものの感染を封じ込めている。

◆ワクチン効果で感染抑制

 入国制限などをそれほど行わなかった結果感染者の多かったイギリス、アメリカなどの国では、ワクチン接種率上昇とともに、感染者数が減少している。特にイスラエルでは、これまでに人口の54%が2回のワクチン接種を終え、新規感染者は今年1月の1万人超から、4月には100人前後に激減した。

◆ワクチンの発症予防効果

 イスラエルで使用のワクチンは、日本と同じファイザー製であり、その発症予防効果は95%と報告されている。 メッセンジャーRNAを利用した新しい方式のワクチンで、1回接種により感染を80%、2回接種により90%抑制し、効果が出るまで接種後2週間必要とある。

 ◆日本の低いワクチン接種率

 人口に対する接種率は、イギリス50%、アメリカ43%、フランス21%に比べ、日本はいまだ2%にとどまり、先進国の中で最も低い。 これは、ワクチンを自国製造出来ない事の他に、供給の不手際が原因だろう。政府はEUからの供給不足が原因としているが、4月19日までにEUから5230万回分輸出されているはずが、 国内の医療関係者にはまだ300万回分しか投与されていない状況で、5000万回分はどこに眠っているのか。医療関係者へのワクチン接種は2月から始まっているが、開業医の私の所へは4月26日にやっと1回目ワクチンが届いた。

◆ワクチンの配布計画

 高齢者向けワクチンは、4月26日の週にはすべての市区町村へ1箱(195バイアル入り、1バイアル5回接種で975回分)ずつ配布され、6月末までには全高齢者分(3600万回分)が送付されるという。しかし、この配送されるワクチンの数量、日程がはっきりせずで、高齢者のワクチン2回接種の計画未策定の市町村が千以上ある。

◆集団接種の予約

 4月19日から配布されたワクチンは高齢者の1%分しかなく、八王子市では予約電話が殺到して開始1時間半で定員に達したとのニュースがあった。その結果、ワクチン不足が鮮明となり、高齢者の不安心理があおられ、多くの市町村でワクチン予約に殺到している。また、集団接種会場で、来なかった人の分を廃棄したとのニュースもあり、設営の大変さ、キャンセルがあった時の対応の難しさもわかった。

◆個別接種でも、予約で混乱

 私のいる伊勢崎市では、開業医での個別接種を主とし、かかりつけ医の有無で、医療機関を分けている。4月19日から高齢者へ配布されたワクチン予約券では、電話で予約して下さいと書かれていたため、翌日から多くの開業医に問い合わせ電話が殺到した。市では、ワクチン接種開始を5月中旬としているが、入荷予定がはっきりせず、応急対応として、予約希望を受け付けて、ワクチン入荷後に接種日を連絡する事とした。

◆ワクチン2回目との間隔

 ワクチンの案内には3週後に2回目を打つ様に書かれているが、それを守ると4週後から、新規の人のワクチンを打てなくなる。アメリカやヨーロッパでも、ファイザー製ワクチンは3から6週の間隔をあけてうつとされており、間隔の大小で効果に差はない。また、2回目を早く打った方が個人の感染予防には効果はあるが、他の人との公平性を考えれば間隔は3から6週とすべきだろう。

◆ワクチンの有効利用

 玉村町では突然のキャンセル時のワクチン廃棄を減らすため、もったいないバンクで希望者を募集したが、それ以前にファイザー製ワクチン1バイアルからとれる量を現在の5人分、6人分ではなく、7人分とれる方法にするべきではないか。アメリカのFDAでも、バイアルに含まれる余分量も使用可能といっている。ある病院ではインスリン用注射器を使い、7人分とったという報告もあるが、インスリン用注射器は入院中の患者に看護師が打つ時くらいしか使わず、私の様な開業医では在庫すらない。

動画はこちらから…https://youtu.be/eploLCuoh_Y

◆テルモFNシリンジで7人分

新型インフルエンザの流行した2009年はワクチン不足があり、その時にできたFNシリンジは無駄となる量が0・002㎖と少ない。ワクチン0・3㎖とるのに、通常のシリンジでは5本、政府の配布したもので6本だが、FNシリンジでは7本とれる。針長13㎜だが、当院看護師の上腕皮下脂肪厚を測定し8㎜で,普通の人には針を根元まで刺し筋注可能であり、100㎏位の肥満の人には、5㎜ほど注射器毎押し込めば筋注可能だ。テルモでは、針が16㎜と長い注射器もコロナワクチン用に3月より製造開始したが、政府はこの様な注射器増産に金を出すべきだし、医療者は使うとよいだろう。政府が現状で配布している注射器、針ではワクチンをムダにすることになり、もったいない。 

「7本ね もったいないよ ワクチンが」

(副会長 長沼 誠一)

■群馬保険医新聞5月15日号

2021年5月16日「歯科の施設基準に係る講習会」延期のお知らせ

【2021. 5月 10日】

2021年5月16日(日)に群馬県生涯学習センター多目的ホールにて開催予定の「歯科の施設基準に係る講習会」を新型コロナ感染拡大防止の観点等から延期いたします。

 群馬県の警戒レベルが4に上昇し、県内感染者も急拡大している状況等を鑑み、当会では参加する会員の皆さまの安全を最優先に延期といたしました。WEB開催への変更も検討しましたが、急遽の変更であり準備が整わず、延期とさせていただきました。

 なお、延期開催につきましては、できるだけ早いうちにWEB形式での開催を予定しており、準備が整い次第ご案内いたします。

 会員の皆さまには、大変ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。

【会員限定】歯科の施設基準に係る講習会開催 ―歯初診・外来環・か強診・支援診―対応

【2021. 3月 22日】

日 時 2021年516日(日) 9:30~13:00

場 所 群馬県生涯学習センター 多目的ホール

前橋市文京町2-20-22 ☎027-224-5700

対 象 会員本人のみ

参加費 無料

定 員 90人(先着)

第1部】 9:30~10:50 ●院内感染防止対策 ●医療事故対応●偶発症に対する緊急時対応

講師 狩野証夫氏  狩野歯科口腔外科医院院長 医学博士 口腔外科専門医・口腔外科指導医/顎顔面インプラント指導医/顎関節症専門医/保険医協会理事

【第2部】11001130 ●歯科の重症化予防に資する継続管理

 講師 狩野証夫氏

11301300 ●高齢者の心身の特性●認知症に関する内容●口腔機能の管理

講師 種村達哉氏  医療法人上毛会伊勢崎福島病院 歯科医長/日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士/ 日本静脈経腸栄養学会TNT研修終了/北関東摂食嚥下リハビリテーション研究会世話人

締 切 4月30日(木)

こちらを印刷してFAXにてお申込みください。→参加申込書

※歯科会員のみなさまには、全国保険医新聞4月5日号に参加申込書を同封いたしました。

第29回保険医写真展/第1回写真撮影会のご案内

【2021. 3月 22日】

【第1回写真撮影会】

2021年5月9日(日)雨天決行

場 所 赤城自然園 渋川市赤城町南赤城山892

    赤城自然園入場口集合・解散

参加費(入園料、昼食弁当、交通傷害保険含む)

  大人       2,500円

  小人(中学生以下)1,500円

 ※参加費は、参加人数に応じて上記金額より安くなることがあります。

募集対象 群馬県在住・勤務の保険医と家族、従業員(会員でなくてもご参加いただけます。)

写真撮影会の参加申込みはこちらから → 写真撮影会申込書

※会員のみなさまには、全国保険医新聞4月5日号に写真撮影会申込書を同封いたしました。

【第29回保険医写真展】(作品募集)
2021年8月4日(水)~8日(日)
10:00~16:00
前橋プラザ元気21 1階にぎわいホール(前橋市本町2-12-1)

作品応募期間は、5月14日(金)~6月21日(月)
●応募資格:群馬県内在住・在勤の保険医と家族・従業員
*保険医協会の会員でなくても上記資格を満たしていれば応募できます。
●応募規格:半切または四ツ切(ワイド四ツ切も可)
●募集点数:100点
●出品数:課題部門「街並み」、自由部門合わせて一人3点まで
●出品料:1,000円(出品点数にかかわりなく)
●パネル代:2,500~3,000円(税抜)
●送付先:〒371-0023前橋市本町2-15-10群馬県保険医協会

詳細は、添付ファイル「写真展応募票」をご参照ください。

たくさんのご応募をお待ちしております。

写真展の作品応募はこちらから → 写真展応募用紙

※会員のみなさまには、全国保険医新聞4月5日号に写真展応募票を同封いたしました。

【論壇】いま一度COVID―19ワクチン接種の是非を問う

【2021. 3月 15日】

 新型コロナウィルス:SARS―CoV2によるCOVID―19が日本に上陸してからこれまで国内では40万人以上が感染し7000人以上が亡くなっている。さらに後遺症を持ったままの生活を余儀なくされている方も多数いらっしゃる。世界中では6000万人以上が感染し250万人が亡くなっている。

 この人数は多いか少ないかを平常時の死亡率と比較して議論することは様々な観点が存在するため、この紙面では行わない事とするがCOVID―19によって人命が失われている事には違いない。

 この感染症がもたらしたインパクトは計り知れない。感染症に対する関心は一気に高まった。ニューノーマルという言葉も聞かれるようになった。

 もともと、日本人はマスクを日常から装着している人も一定数いたことも幸いしてか、国内では外出時に常時マスクを着用するユニバーサルマスクの習慣や手指衛生の徹底が定着してきている。しかし、一人一人が気を付けていても人の移動が盛んになると残念ながら再び感染者が増加し、現在では地域限定であるものの2度目の緊急事態宣言の発令に至っている。

 これらの感染を食い止めるため世界中でワクチン接種が開始されている。これまでに世界では1億5000万回以上の接種が実施されてきた。日本国内でもファイザー社製ワクチンの接種が開始され、連日ワクチン関連の報道を目にする。いかに今回のワクチンに関心が寄せられているかを示すものだ。それは周知のとおりこれまでのワクチンとは異なり、mRNAを使用した技術が使用されている事が大きな要因である。

 人間は新しいものに対して警戒するし不安に思う。それは当然であると思う。しかし残念なことに、このワクチンをめぐりフェイクニュースや疑惑と憶測に基づき不安を意図的あるいは非意図的に煽るような情報が流れ、それに基づき情報が拡散し個人や団体まで一部混乱が見られる。

 このような時こそ、我々医療者はエビデンスに基づき判断・行動するべきではないだろうか。

 もちろん、直感に基づき判断することを全て否定するわけではないが、近代医学はエビデンスに立脚し判断・行動することが医学的にも法的にも求められる。

 これまで、mRNAワクチンは、これまで悪性腫瘍、ジカ熱や狂犬病のワクチンとして研究開発・臨床試験が行われてきた。1990年代から開発が開始され特に、この10年間で急速に研究が進んできた分野と言える。基幹技術の多くはすでに開発済であったため、この技術を転用しSARS―CoV2用のmRNAワクチンは実用化された。

 理論上、これまでのワクチンより安全性は高いと考えられる。実際のウィルスは使用せず抗原であるスパイクタンパクのみをリボソームで生成し、速やかに確実に抗原提示を行うのが主なメカニズムである。(図1)特筆すべきはその有効性である。95%の有効性とされている(図2)。インフルエンザワクチンが30~60%とされていることから考えると十分に効果的であると思われる。またこれまでのデータより感染予防、発症予防、重症化予防とワクチンに求められる機能は備えている事もメリットである。

 では、効果的であるとして、実際の安全性はどのような物であろうか?それを裏付けるデータとしてアメリカのACIPの「COVID-19vaccine safety update(2021.1.27)」を参照すると図3となる。

 ワクチン接種後の軽微な副反応は多くのケースで報告されている。接種1回目より2回目の方が副反応は起こりやすい。このほかに重篤な副反応としてアナフィラキシー反応が挙げられる。アメリカでは1000万回接種で50件の報告である。既存のワクチン接種と比較して発症率はやや高め(既存のワクチンは100万回に1例)と考えられる。おもなアレルギー反応の原因は添加剤のポリエチレングリコール(PEG)と考えられている。ワクチン接種が直接の原因となる死亡例の報告はない。

 一方、一部報道で「アメリカではワクチン接種後に501人が死亡した。安全性に疑問」との報道もある。米CDCのワクチン有害事象報告制度(VAERS)のデータを基にしているのだが、

 VAERSの報告は接種後に起こる全ての事象を対象としている。つまり自然発症も含まれているため3500万人接種に対して501人の死亡は自然発症の範囲(アメリカの死亡率は10万人あたり500人/年である)と考えられる。これは印象操作と言わざるを得ない。現代の報道は受信者側にも一定のスキルが必要なようだ。

 ワクチンの接種はゼロリスクではないが今のところ海外のデータをみると、これまでのワクチン接種としてリスクが高いとは言えない。我々は日常的に多くのリスクを許容している。例えば車の運転などがそれにあたる。日常的なリスクと比較して決して高くないリスクを恐れる心理状態は、行動経済学的にみると現状維持バイアスや現在バイアス、確率加重関数などからも説明される、むしろ妥当な反応である。

 mRNAワクチンは元々、他のウィルスや悪性腫瘍に対して開発されてきたため、既に開発中の第1層・第2相試験のワクチンでは接種後、数年での健康被害の報告はないようだが、まだ接種後10年以上の長期的なデータはない。しかし、客観的な数値や有効性を考えると医療者としてmRNAワクチンの接種はベネフィットの方が明らかに大きいのではないだろうか。

 今回のワクチン接種において重要なことは、周囲に惑わされることなく個人がメリットデメリットを考え、総合的に判断し正しく恐れることが重要なのではないだろうか。まだ心配だと思う方は無理して接種する必要はない。エビデンスに基づき正しくリスクとメリットを天秤にかけ接種したいと思う人が接種すれはよいのではないだろうか。

(研究部・歯科 石原宏一)

■群馬保険医新聞2021年3月15日号

【論壇】人口減少問題

【2021. 2月 15日】

■女性人口の減少

 2019年10月の群馬県保険医協会新聞の論壇に、2020年女性人口問題について書いている。

 そこで、日本は未曽有の超少子高齢化時代を迎えており、2020年に起こると予想される問題の多くは、この人口減少と年齢別人口で見たときのアンバランスさが大きく関わっている事を書いた。

 少子化問題は、そのまま人材不足、IT問題、不動産、様々な分野で起こることに繋がる問題である。

 人口減少問題において女性の人口減少は特に問題である。妊娠、出産できる人口が減ってきているということであり、直接少子化問題に影響を与える。

 平均初婚年齢は、2018年で、夫が31・1歳、妻が29・4歳と上昇傾向を続けており、結婚年齢が高くなる晩婚化が進行している。1980年には、夫が27・8歳、妻が25・2歳であったので、ほぼ40年間で、夫は3・3歳、妻は4・2歳、平均初婚年齢が上昇していることになる。

 これにより初産年齢も高齢化し、「内閣府 令和2年版少子化社会対策白書」によると、2011年に平均30歳を突破し、2018年には第1子が30・7歳、第2子が32・7歳、第3子が33・7歳となり、上昇傾向が続いている。

 初産の平均年齢が上昇している原因として、

①女性の社会進出

 男女平等化に伴い女性の社会進出が増加し、同時に男性と同じような働き方(長時間残業や出張、転勤など)を求められている。

 これは、働きたい女性がなかなか結婚に踏み出せない原因のひとつである。仕事に対する責任の増加により晩婚化が進み、出産年齢も上がって来ている。又出産しても、保育園問題などのために再び仕事に戻ることが困難になっている。

 そのため仕事からいったん離れると同じように仕事に復帰することができなくなると考え益々結婚、出産から遠ざかってしまう。

②子育て・教育費用の増加

 子育て・教育費用の増加も問題のひとつにあげられる。

 子育てにかかるお金だけでなく、子育ての大変さを考慮して、子どもを持つことをためらったり、先送りにしてしまったりする夫婦もいる。核家族化が進み、夫婦だけで子供を育てなくてはならないため、育児に対する漠然とした不安が夫婦にのしかかるなどが挙げられる。

■出生数の減少

 最近の統計で群馬県の出生数も激減してきている事がわかった。

 上毛カルタで、力合わせる〇〇万でその人の時代がわかるという。わたしの頃は160万であったが、娘の時は200万だという。

 しかし今は群馬県の人口は減少してきていて200万を切ってきている。

平成29年の出生数は13279人であり、合計特殊出生率は1・47であった。

 働き方改革の後には若い人が安心して結婚、妊娠、出産ができる社会構築が急務である。

■妊娠届出数の減少

 ここ一年のコロナ問題はこの少子化問題にも暗い影を落としている。

 厚生労働省では、このたび、新型コロナウイルス感染症の流行が妊娠活動等に及ぼす影響を把握することを目的として、平成30年1月から令和2年7月までの妊娠届出数の状況について自治体に照会しまとめている。

 新型コロナウイルス感染症の流行が本格化した本年4月以降の届出件数と、前年同月との比較をしている。 

令和2年4月の妊娠届出数の減少比は前年度比で0・4%減。

令和2年5月の妊娠届出数の減少比は前年度比で17・1%減。

令和2年6月の妊娠届出数の減少比は前年度比で5・4%減。

令和2年7月の妊娠届出数の減少比は前年度比で10・9%減であった。

令和2年1~7月の7ヶ月の累計妊娠届出数の減少比は前年度比で5・1%減であった。

■群馬県の分娩予約数の減少

 日本産科婦人科学会(日産婦)の全国調査で来年の分娩予約件数の激減がわかった。

 埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪の6都府県の「都市部」での平均減少率は24%で、これらの地域以外の「地方」の平均減少率は37%であった。

 群馬県は地方平均減少率37%を上回る43%減であることがわかった。これはコロナ問題による出産控えと、コロナによる里帰り分娩の減少が原因と考えられる。この分娩予約数の激減は県下の産婦人科を直撃し、そのまま小児科の問題へと変化していく。

■少子化対策

 菅首相は就任後初めての記者会見で少子化対策について「出産を希望する世帯を広く支援し、ハードルを少しでも下げていくために、不妊治療への保険適用を実現する。安心して子どもを産み育てることができる社会、女性が健康に活躍することができる社会や環境をしっかり整備していきたい」と述べている。

 2022年4月から不妊治療に公的医療保険を適用する方針を固めているが、出産費用の無料化、幼稚園、保育園、小学校から高校までの教育費の無料化、高校生までの医療費の無料化等出産から子育てまで安心してできる大胆な対策も必要ではないだろうか。

(副会長 小澤聖史)

■群馬保険医新聞2021年2月15日号

歯磨きの啓蒙広告のご案内

【2021. 2月 12日】

 沖縄県での新型コロナ感染クラスター発生のニュースの中で、「歯磨きが原因の可能性」とする報道がされました。テレビやネットニュースを通じて全国の患者さんが情報に接しており、歯磨きに対する不安からセルフケアを疎かにして、口腔の健康を損なうことも危惧されます。
 全国保険医団体連合会にて、歯磨きエチケットを守った歯磨き習慣を継続するよう啓蒙のための広告を作成しました。医科歯科を問わず、院内掲示などに是非ご活用ください。

↑画像をクリックするとPDFが開きます。

WEB参加 医業セミナー「医業継承・相続特集」開催のお知らせ

【2021. 1月 18日】

Web参加 ZOOMで医業経営セミナー医業承継・相続特集~相続から逆算するお金の動かし方~」 参加費無料

ZOOMを利用しWebでご参加いただける医業セミナーです。テーマ毎にファイナンシャルプランナーが事例などを用い、詳しく分かりやすく解説いたします。 この機会に是非ともご参加ください。

【テーマ・日時】

<財務3表のお金の流れ> 2021年3月4日(木) 19:00~20:00
→貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書におけるお金の流れを解説します。
  様々な経営判断が決算書に影響し、決算書が個人の相続にどのように影響を与えるかつながりを解説します。

<出資持分の評価方法> 2021年3月18日(木) 19:00~20:00
→医療法人の出資持分の評価方法を知ることで、個人の相続にどのように影響するか解説します。
  評価方法を知ることで対策のポイントも抑えることが出来るようになります。

<法人格と退職金の優位性とは> 2021年3月25日(木) 19:00~20:00
→退職金の支給額が事業承継・相続にどのように影響するか解説します。
  役員報酬に対する退職金の優位性と活用方法について解説いたします。

<相続税計算で抑えたい3つの価額> 2021年4月1日(木)19:00~20:00
→相続税の計算で抑えたい3つの価額と、あまり活用されていない控除や非課税枠について解説いたします。
  一次相続、二次相続をトータルで考えた場合の納税額を俯瞰し税の視点で見た相続を解説いたします。

<相続税のチェックだけではNG!民法(相続法)改正>2021年4月8日(木)19:00~20:00
→医業経営の承継と遺留分侵害額請求権について承継者・後継者必須の知識を解説いたします。
  遺言の有無、生命保険の有無で相続がどのように変わるか事例で分かりやすく解説いたします。

講師:ソニー生命保険株式会社 コンサルティング・ライフプランナー 佐藤 喜博氏

対象 会員 *会員家族も可

申込締切日 2021年2月15日(月)

こちらを印刷してFAXにてお申込みください。→参加申込書

新年のあいさつ

【2021. 1月 18日】

 新年を迎えて

           群馬県保険医協会 会長 清水 信雄

 会員の皆様におかれましては、すがすがしい新年をお迎えのことと存じます。

 私事ですが、当会会長に就任して3年半が経とうとしています。

 会長に就任後、皆様から「以前と比べてつまらない」、「事勿れ主義になっているのでは?」、「自身の主張がない」と私の発言に叱咤激励を度々頂戴するようになりました。皆様からのこうしたお言葉は、仰せの通りと非を認めざるを得ません。会長という立場では、なかなか主観的見解、つまり個人としての本音を出しにくくなったことも事実です。その分と言ってはなんですが、他の理事の方々が積極的且つ自由闊達な議論のできる環境づくりに努めてきたつもりですし、今後もそうしたいと考えております。

 さて、昨年は世界中が凡そ100年に一度と言われるCOVID-19の感染禍に見舞われました。殊に医療従事者にとっては、まだ把握しきれぬ敵に対し、自らが感染のリスクに晒されながら、そして疑心暗鬼になりながらも医療の実施や、患者住民に適切な感染対策を提示しなければならず、かつてないほど厳しい状況に置かれました。 

 その使命感とご尽力に対し、心より敬意を評します。

 ただその中でも、患者との距離が最も近く、さらに歯の切削やエアロゾル、唾液との接触等、感染につながるリスクが最も高いとされている歯科において、これまで医療現場でのクラスター等の感染報告がなかったことは、奇しくも歯科医療機関、及びスタッフの適切な感染対策の実践が改めて確認されたものと考えています。

 昨年夏には、県知事に対し、医療現場での医療物資の供給体制の確保等、要望書を提出いたしました。いずれにしても、政府や自治体には、住民の命と健康に不可欠な医療が機能不全に陥ることのないよう、そして住民の不安が煽られないよう、適切な対応を切望する次第です。

 このように、医療はときの政治や行政と深く関わっていることは論を待ちません。

 昨年は、7年8ヶ月に及んだ第二次安倍政権が突如幕を閉じ、新たに菅政権に交代しました。前政権では「モリカケ」「サクラ」と、その経緯に関わる記録が改ざんされ、またうやむやにされました。新政権でも、日本学術会議の任命をめぐり、やはり経緯についての国民への説明はなされていません。この間、政府の、国民に知る権利に対する不誠実な姿勢はなんら変わっていません。

 政府の施策に対する国民や専門組織からの意見、異論を封じ込めては、悪い意味での唯我独尊、「裸の王様」になりかねません。政府には、国民の生活を守るという責務を再確認し、国民の生の声を真摯に受け止めるよう強く働きかけていきます。

 一方、当会においてもコロナ禍と事務局体制の不備から、残念ながら現在は以前のような協会活動が十分できているとは言えません。

 このことは、会員の皆様に心より申し訳ないという思いでいっぱいです。事務局体制については、新たに局員を採用し、徐々にではありますが整備が図れつつある状態です。

 こうした状況下で何ができるのか、何をしなくてはいけないか、日々自問している次第です。

 まずはコロナ禍を乗り越え、少しずつでも確実に、会員の方々のお役に立てるよう、そして地域住民の健康の維持増進に寄与できるよう、努力してゆく所存です。  

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

■群馬保険医新聞2021年1月15日号

【論壇】コロナ禍とマスク

【2020. 12月 15日】

1 マスクの着用

 勤務医の頃は手術、検査時などにマスクはしたが、マスク嫌いの私は内科開業後、マスクは殆どしていなかった。

 しかし、2月頃から日本で新型コロナ感染者がクルーズ船などで増え始め、マスク着用が叫ばれ出すと、職員はマスクをするようになり、3月に群馬県内で開業医の院内感染が発生すると、医師会から濃厚接触者にならぬ様にサージカルマスク着用を要請され、仕方なく私もするようになった。

  4月には伊勢崎市内の近所の高齢者施設で集団感染があり、医院の玄関に注意書きを張り出し、感染症状のある人は車中待機、来院者にはマスク着用をお願いした。

2 マスク不足

 3月頃からマスクをする人がふえて需要が急増した結果、マスクは入荷しなくなり、医師会等から50枚位配布されたマスクを職員と分けて使用した。

 サージカルマスクは使い捨てが原則だが、品不足で替わりがないので1週間位は使った。他病院の勤務医でも同じ様な話を聞いた。

 マスクの価格も、去年は一箱50枚で500円程度だったが、5000円でも入手困難になった。

 これは、原材料価格が高騰したことに加え、マスクの最大生産国の中国が生産量を増やしてはいたが国内需給を優先し輸出が減ったことや日本の主要マスクメーカーが生産効率の面から10年程前に中国へ工場移転しており、日本への輸出ができなかった事なども影響した。

 そんな中、シャープがマスク製造を新たに始め、4月末に2980円+税で販売した国産マスクには、100倍の申し込みがあった。

 5月頃からは中国からの輸入も増え、マスクの価格も下がり、入手も楽になり、7月にアイリス・オーヤマは高付加価値の国産マスク製造を始めた。

3 感染防護具不足

 マスク不足と同時に、感染防護具のガウンなども不足し、感染のおそれの多いインフルエンザ検査や内視鏡検査は控えられた。

 伊勢崎市では、内視鏡検診の開始が例年の5月から2ヶ月遅れ、私の所でも8月にアマゾン通販で個人防護具がやっと入手可能となり、対象者を従来の半分程度に絞って9月から始めた。

 コロナ患者の入院施設などでも、個人防護具の不足が叫ばれている中であり、製造者側は製造コストが安いという生産効率性だけで国外に移転し、いざ必要なときに自国内で生産できないというのは、その国の安全保障に重大な影響を及ぼすといえる。

 安全保障とは軍事だけでなく、医療、食糧など多分野に渡ると実感した。

4 マスクの効用

 マスクの効用にも変化が見られた。

 WHOは、3月には「咳などの症状のない人にマスク着用を推奨しない」といっていたが、6月には「他人に感染させないためにマスク着用を推奨する」と変わった。

 これは、マスクはウイルスの吸入防止は期待できないが、飛沫減少には効果があることがわかったことと、発症後に感染のピークのくる季節性インフルエンザと違い、新型コロナは発症1日前が感染のピークであり、50%は無症状者から感染するためである。

 コロナの無症状者の飛沫拡散減少にはマスクが効果あると認められた。

5 マスクの歴史

 日本でのマスクの使用については、1918年のスペイン風邪の頃に、政府のポスターに 「マスクつけぬ命知らず!」とあり、その頃から使われ始め、インフルエンザの流行時に増えていった。

 1948年には日本発のガーゼマスクが売り出され、1973年に不織布プリーツマスクの生産が始まり、1980年頃の花粉症流行を経て、2000年頃に、不織布マスク、立体形マスクが売り出された。更に新型肺炎SARSや新型インフルエンザ対策などもあり、日本ではマスク姿が普通になった。

 医療用や花粉症用には不織布マスクが一般的だが、マスク不足の時には自作の布マスクが増えた。いずれも飛沫減少には有効である。

 しかし、ガーゼ製のアベノマスクは使用者を殆ど見ず、国費のムダだった。

6 マスク使用の国による違い

 世界各国のマスクの使用状況をみると、日本を始め東アジアの国々では使用率が高く、コロナ感染者数が少ない事と関連ありそうだ。

 ベトナムなどのバイクに乗る国では、排気ガスや道路の土埃を防ぐ、大きな布製ベトナムマスクを使用している。

 それに対して、欧米ではマスクの習慣がなく、マスク着用に抵抗感が強い。

 アメリカでは、3月にコロナ感染の爆発的増大が生じ、4月にニューヨーク州で公共の場でのマスク着用が義務化され、8月には半数以上の州で義務化された。しかし、共和党の強い南部ではマスクをつけない人が多く、今でも感染拡大が続いている。

 マスク着用義務化に賛成の民主党バイデンと、反対の共和党トランプとの間で行われた大統領選挙では、マスク着用の有無で、どちらの支持者か分かった。

 マスク着用を軽視したトランプは新型コロナに感染し入院したが、退院後もマスク無しを続けた。「コロナを怖がるような弱虫ではない」と強がっている様だが、その支持者も同じ行動をして、感染拡大を生じている。

 大統領選挙はバイデンが勝ち、マスク着用を唱えているが、コロナ禍においては、マスクの他に、握手やハグ、飲食などの習慣も変化せざるを得ない。

7 マスクによる表情の変化

 マスク着用の欧米での抵抗感については、相手のどこをみて表情を判断するかも関係しているようだ。

 日本では、主に目元で表情をみるのでマスクしてもある程度表情を読み取ることができるが、欧米では、笑ったり、大声出したりの口元をみるので、マスクをすると表情がわかりにくく、不気味と感じ、抵抗感が強いようだ。

8 マスクで困ること

 コロナ禍で親戚の通夜に行ったが、マスク姿で顔がわからず、ゆっくり話もできずに挨拶して帰ったが、誰がきていたかよくわからずだった。マスクをしての焼香など、お互いによくわからず、人のつながりがなくなってしまう。

 私の医院の待合室でも、会社当時の知り合い同士がマスクをして隣に座っていたが、名前を呼ばれた時にやっと気づいたという。

 マスク姿では、道ですれ違っても誰かわからず、人との接触は減ってしまう。マスクを外してゆっくり話ができる様になるのはいつの日か。

 「マスクして我と汝とありしかな」 高浜虚子 1937年作   

(副会長 長沼誠一)

■群馬保険医新聞2020年12月15日号

【歯鏡】年間推計からの2類見直し

【2020. 12月 03日】

 2020年全世界を脅かす事態が起こった。

 中国武漢から新しいウイルス感染症が世界に広まり、新型コロナウイルスCOVID-19と名付けられ、日本でも緊急事態宣言が発令され、自粛生活を余儀なくされた。医療機関でも自粛による受診抑制の影響を受け、医科も歯科もその影響は甚大であった。保団連の緊急アンケート調査では、5月診療報酬分が前年度比「収入30%以上減」と医科2割、歯科3割の医院で大幅減少との報告があった。標榜科目では、耳鼻咽喉科、小児科、歯科の外来患者が減少、保険診療収入減が特に影響したようだ。多くの患者がコロナウイルス感染を避けようと受診抑制した結果、がんや心不全の進行、重症化。検査の延期や服薬中断による心疾患や糖尿病など慢性疾患の症状が悪化。高齢者が外出を控えることによるADL低下、認知症進行、歯科でも口腔内状態が急速に悪化したことが指摘されている。

 高齢者施設では面会謝絶とし、入所者のADL低下も深刻な状況にある。またコロナ以外での入院でも、家族面会でさえ制限される現状から、不安感は増すばかりだと耳にする。

 現在緊急事態宣言は解除されているが、コロナ感染者は宣言時以上の増加がみられる。未知のウイルスとして、マスコミ等から連日陽性患者数が発表され、国民恐怖心は煽られ続けている。

 ウイズコロナの時代、感染拡大予防対策として、新たな生活様式が求められた。

・3密回避(密閉・密集・密接)

・ソーシャルデイスタンスを保つ。     

・日々の行動記録と健康観察表の作成

等が求められている。

 また医科歯科の医院内でも変化がみられる。感染予防意識が高まり、受付に透明仕切りの設置、受診前の検温、健康観察表への記入。待合室で3密にならないように、対面座を避ける、椅子の距離を置く、自家用車での待機、設備の定期的なエタノール等による除菌、換気などが行われている。各病院のこうした対応は、スタンダードプリコ―ションになりつつある。

 未知のコロナウイルス感染症も、時間ともにわかってきたこともある。PCR検査で陽性と判定されても、無症状であったり、軽症である割合が多いこと。重篤な症状、重症になるのは、基礎疾患がある人や高齢者に多いことなどが判明してきている。

 しかし、コロナ感染症は死に至る非常に怖い疾患との連日のマスコミ報道の煽りを受け、コロナに感染したことが悪い、とイメージが植えつけられた結果、他県をまたぐ越境移動の自粛やマスクをしていない人へ注意する自粛警察なる言葉まで聞かれるようになった。誰でも、コロナウイルスに感染したい人はいないのである。

 ここで、他の感染症のデータと比較してみる。

・新型コロナ感染

 【2020年11月8日現在】

 感染者数10.7万人

 回復者数95703人

 死亡者数1815名

・年間インフルエンザ感染死亡数約3300人(2018年)

・年間食物による窒息者数約4000人(お餅が多い、75~85歳が多い)

・年間交通死亡者数約3200人(65歳以上高率)

・年間自殺者数約20000人(70代以上40%)

 東京都におけるコロナ感染死亡者の平均年齢は79.3歳である。【2020年6月都発表】(因みに、東京2016年平均寿命男80.98歳女87.14歳 健康寿命男72歳女74.24歳)

 未知のウイルスとも言われるが、インフルエンザや窒息、交通事故の年間死亡者数と比較すると、極端に多いというデータは見えてこない。インフルエンザと同じ扱いでも良いのではと感じ得る。

 現在、新型コロナは2類相当であるので、感染すると、無症状、軽症でも就業制限・入院勧告を強いられ隔離状態となる。まだまだ、未知のウイルスではあるが、この死亡率からするとインフルエンザウイルスと同じ、5類に引き下げられるとも思えるだろう。

 PCR検査等が拡充され、陽性反応がでたら、無症状・軽症でも入院隔離となると、症状のない元気な若者で病院がいっぱいとなり、医療機能が逼迫し医療崩壊を来たすであろう。

 仮に5類になったとしても、新型コロナウイルス感染対策をすべてなくすのではなく、高齢者や基礎疾患のある人に接する場合など、各個人が常に感染予防に努め、キャリアにならないような対策を日頃から嵩じることは必要と思う。

 新型コロナウイルス感染症は、指定感染症2類のままでは収束には至らないと考える。まず、インフルエンザウイルス同等の5類に引き下げられることをが、収束への一歩となるのではないかと思う。

■指定感染症の種類毎の対応

指定感染症就業制限入院勧告
1類 エボラ出血熱、ペスト
2類 結核、SARS、新型コロナ
3類 コレラ、腸チフス
4類 E型肝炎、狂犬病
5類 インフルエンザ、梅毒
(出典:産経新聞8/26)

(副会長 小山 敦)

■群馬保険医新聞2020年11月15日号

歯科医院向け 院内掲示見本ご案内

【2020. 11月 12日】

協会では今次改定に対応した院内掲示見本を作成し、紹介をさせていただきます。
以下、院内掲示見本を掲載させていただきます。Microsoft Wordデータで掲載していますため、医療機関名等の修正等をいただきますようお願いします。また、すべての要件を網羅的に掲載していますため、届出内容によっては必要ない部分もございます。必要のない部分は削除いただく等のご対応をお願いします。

ご不明な点等については群馬県保険医協会事務局(TEL:027-220-1125)までお問い合わせください。

Wordアイコン→院内掲示見本1:医療法関連
医院には、診療時間や院長名、担当歯科医師名等は別に掲示されているかと思います。
そうした同様のものがあれば不要となります。

Wordアイコン→院内掲示見本2:放射線取扱施設
それぞれエックス線検査室に貼っておいてください。

→院内掲示見本3:療養担当規則、施設基準
貴院の届出状況等に併せて、必要でない部分を削除してご利用ください。

Wordアイコン→院内掲示見本4:明細書発行体制
貴院の発行状況に併せて、いずれか1つを掲示いただきます。特に本件の届出等行っていない診療所の場合、最初の「明細書を無料で発行している場合」です。

Wordアイコン→院内掲示見本5:外来環、個人情報保護法
上部分は、歯科外来診療環境体制加算(外来環)届出医療機関で必要となります。下部分は、全医療機関で掲示ください。

Wordアイコン→院内掲示見本6:保険外併用療法(金属床総義歯)
各種選定療養の届出を行っている場合に掲示してください。

Wordアイコン→院内掲示見本7:保険外併用療法(う蝕管理)
各種選定療養の届出を行っている場合に掲示してください。

Wordアイコン→院内掲示見本8:保険外併用療法(金合金、白金加金)
各種選定療養の届出を行っている場合に掲示してください。

Wordアイコン→院内掲示見本9:居宅療養管理指導
貴院で介護保険の居宅療養管理指導を行っている場合のみ掲示してください。

Wordアイコン→院内掲示見本10:各種指定医療機関
生活保護等の各種指定医療機関である場合は、掲示してください。

「#いのちまもる 医療・社会保障を立て直せ!10・22総行動」

【2020. 9月 25日】

2020年10月22日(木)、東京・日比谷野外音楽堂をメイン会場にオンラインやSNSも活用した「#いのちまもる 医療・社会保障を立て直せ!10・22総行動」が開催されます。多くの皆様のご賛同・ご参加をお願い申し上げます。

国民のいのちと健康を守り、新型コロナウィルス感染への引き続く対応を行うためにも、これまで以上の医療提供体制を確保するための財政的支援と、低医療費政策を転換させて必要十分な医療提供体制を確保するために、以下の3点を願って開催します。

①いのちと人権を守れる医療・社会保障つくる政治を

②医師、看護師、介護職員、保育士など大幅増員・処遇改善

③患者・利用者の負担増ストップ!地域の病院・福祉施設を守れ!

詳しくは、「10.22総行動公式サイト」(下記QRコードよりログイン)をご確認ください。

【重要なお知らせ】4月15日号・群馬県保険医新聞の新型コロナウイルスに関する社保情報について

【2020. 4月 15日】

4月15日号の群馬県保険医新聞の2面にて、「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な扱い」について掲載しておりますが、厚労省の通知により、4月15日現在、掲載した内容から取扱いが変更となっておりますのでご注意ください。

◆電話再診による特定疾患療養管理料等の算定について

特定疾患療養管理料の「情報通信機器を用いた場合」100点・月1回

算定告示B000 の2に規定する「許可病床数が100 床未満の病院の場合」の147 点・月1回の算定に変更となりました(※診療所も算定可)

 

新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その10)【令和2年4月10日】より抜粋

「慢性疾患を有する定期受診患者に対して、電話や情報通信機器を用いた診療及び処方を行う場合について新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、慢性疾患を有する定期受診患者に対して、電話や情報通信機器を用いた診療及び処方を行う場合であって、電話や情報通信機器を用いた診療を行う以前より、対面診療において診療計画等に基づき療養上の管理を行い、「情報通信機器を用いた場合」が注に規定されている管理料等を算定していた患者に対して、電話や情報通信機器を用いた診療においても当該計画等に基づく管理を行う場合は、算定告示B000 の2に規定する「許可病床数が100 床未満の病院の場合」の147 点を月1回に限り算定できることとすること。」

上記厚労省による通知文書はこちら⇒新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その10)

 

*ご不明な点は群馬県保険医協会事務局

TEL 027-220-1125  FAX 027-220-1126 までお問合せください。

【会員限定】2020年度 新点数検討会動画

【2020. 3月 26日】

【保険医協会会員限定】2020年度新点数検討会動画

※本ページは、診療報酬の内容が3月以降細かく変更されているため、2020年6月末日をもちまして動画の公開を終了いたしました。

 

【重要】2020年度 新点数検討会 開催中止のお知らせ

【2020. 3月 03日】

3/25(水)、26(木)、29(日)の3日間、医科・歯科ともに各会場で予定しておりました『2020年度 新点数検討会』は、新型コロナウイルスの感染拡大防止と会員・スタッフの皆さまの安全を最優先に考え協議しました結果、開催を中止とさせていただくこととなりました。会員の皆様におかれましては、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんが、ご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

※なお、代替措置として、3月下旬頃を目処に、会員の皆さまに「点数説明会の動画配信」のご案内をさせていただきます。 また、改定テキストにつきましても同時期頃に全会員の皆さまへ郵送で送付させていただきます。

詳細につきましては、新聞・HPを通じ、順次お知らせしていく予定です。

 

2020年度 新点数検討会のご案内

【2020. 2月 21日】

2020年度の新点数改定にあたり群馬県保険医協会では、新点数検討会を前橋、太田の2 会場で行います。会員の先生だけでなく、スタッフの参加も歓迎します。参加ご希望の方は、申込書をFAX でお送りください。
ご不明な点は群馬県保険医協会事務局(027-220-1125)までお問い合わせください。

※今年度開催では前橋会場、太田会場、どちらも前回と開催場所が異なっております。(歯科・前橋会場のみ同じ)ご参加の際はご注意ください。

【医科】申込書⇒2020年 新点数検討会 医科
●前橋会場
日時 3月25日(水) 18:30~入院 19:30~外来
会場 県生涯学習センター 1F 多目的ホール(前橋市文京町2-20-22 027-224-5700)
定員  320人(先着)
※前橋会場は、18 時半から「入院」を先に行います。「外来」に参加の方は、19 時半までにお越しください。

●太田会場
日時 3月29日(日)13:30~
会場 テクノプラザおおた 4F研修室③(太田市本町29-1 0276-50-2100)
定員 99人(先着)

【歯科】申込書⇒2020年 新点数検討会 歯科
●前橋会場

日時 3月26日(木)19:30
会場 県生涯学習センター 1F 多目的ホール(前橋市文京町2-20-22 027-224-5700)
定員  320人(先着)

●太田会場

日時 3月29日(日)13:30
会場 テクノプラザおおた  5F 研修室④(太田市本町29-1 0276-50-2100)

定員 99人(先着)

【参加方法・留意点】
◆参加には、申込みが必要です。申込みいただいた会員には、「テキスト引換券つき入場券」、会員の医療機関のスタッフには「入場券」をお送りしますので、忘れずに会場にご持参ください。

◆わかりやすさに定評のある「点数表改定のポイント」をテキストに、協会講師陣がていねいに解説します。会員には、テキストを1冊を無料で配布。2冊目からは、会員価格3,000 円(定価5,000 円予定)で販売します。両会場とも参加できなかった会員には、後日テキストを送付します。
*人数分の入場券(会員にはテキスト引換券つき入場券) をお送りします。医療機関における合計の参加人数をご記入ください。

◇未入会の先生は、以下の「入会申込書兼参加申込書」にご記入いただき、協会宛てにFAX等でご送付ください。
入会申込書兼参加申込書⇒未入会用 案内申込

施設基準の届出に関する取扱いの注意事項

【2020. 2月 12日】

*保険医協会では「施設基準の届出」に関する取扱いや注意事項についてご紹介しておりますのでご参考ください

  1. 施設基準の届出は、保険医療機関の所在地の地方厚生局長に「基本診療料の施設基準等に係る届出書」、または「特掲診療料の施設基準に係る届出書」にそれぞれの届出書添付書類(様式○の○)を付けて、1通を郵送で提出する。届け出た保険医療機関は提出した届出書の写しを保管する。届出の受理後には、提出者に対して受理番号が通知される。(そのため届出番号は空欄のままでよい)
  2. 届出書の提出後は、届出書を基に受理または不受理が決定される。補正が必要な場合は適宜補正を求められる。審査に要する期間は原則として2週間以内を標準とし概ね1カ月以内(補正に要する期間は除く)となっている。
  3. 基本診療の施設基準については、特に規定する場合を除き届出前1カ月の実績が必要となる。ただし、医療機関の名称変更、移転などで実体的に開設者および従事者に変更がない場合や添付書類に実績が不要な旨が記載されている場合などは実績を要しない。(特掲診療料の施設基準については、添付書類で求められている場合を除き実績を要しない。)
  4. 届出を行った保険医療機関は、療養担当規則などの規則に基づき、院内の見やすい場所に届出内容を掲示する。
  5. 届出に係る診療報酬の算定については、各月の末日までに審査を終え受理された場合は翌月の1日から、月の最初の開庁日(業務開始日)に審査を終え受理された場合は当該月の1日から算定する。
  6. 届出を行った保険医療機関は、毎年7月1日現在で届出書の記載事項について報告を行う。(定例報告)
  7. 届出の受理後に届出内容と異なった事情が生じた場合は、速やかに変更の届出を行う。
  8. 届出の受理後に要件を満たさなくなった場合には、「施設基準の辞退届」を地方厚生局長に届け出る。この場合、要件を満たさなくなった時点で当該点数の算定ができなくなる。

≪この他、実務的・詳細な取扱いについて≫

関東信越厚生局群馬事務所による

【届出に関するよくある質問】はこちら(施設基準は4項目)⇒よくある質問

◇お問合せ・ご相談等がございましたら、お電話・FAX・メールにて受けたまわっております。

2月11日(火)祝日 歯科の施設基準に係る講習会 開催のお知らせ

【2020. 1月 17日】

歯科の施設基準に係る講習会

-歯初診・外来環・か強診・歯援診-対応

 

日 時 2020年2月11日(火)祝日 9:30~13:00

場 所 群馬県生涯学習センター 第1研修室

=========前橋市文京町2-20-22 TEL 027-224-5700

対 象 会員本人のみ

参加費 無料

定 員 120人(先着)

締 切 2月4日(火)

◆受講修了証を発行します。(遅刻、早退、講演中の離席があった場合には発行しません)

◆未入会の先生は参加できません。(ご入会手続きを済ませてからお申し込みください)

◆再発行はしません。

 

※部門ごとのお申込みも可能です(申込用紙は最下部)

【第1部】93011:10

●院内感染防止対策 ●偶発症に対する緊急時対応 ●医療事故対応

講師 狩野証夫氏  狩野歯科口腔外科医院院長 元群馬大学病院歯科口腔外科医局長・助教 医学博士 口腔外科専門医・口腔外科指導医/顎顔面インプラント指導医/顎関節症専門医/保険医協会理事

【第2部】112013:00

●歯科の重症化予防に資する継続管理(口腔機能の管理を含む)

●高齢者の心身の特性(認知症に関する内容を含む)

講師 種村達哉氏  医療法人上毛会伊勢崎福島病院 歯科医長/日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士/日本静脈経腸栄養 学会TNT研修終了/北関東摂食嚥下リハビリテーション研究会世話人

 

※こちらの用紙を印刷してお申し込みください→申込用紙

 

 

 

 

 

 

1月16日(木)経営税務労務対策セミナー 開催のお知らせ

【2020. 1月 09日】

経営税務労務対策セミナー

日時 202016日(木) 19:00~21:00 ※18:30開場

場所 群馬県生涯学習センター3F視聴覚室

・・・・・前橋市文京町2-20-22 TEL027-224-5700

対象 会員 *会員医療機関のスタッフ・家族も可

定員 80名(先着)

 

第1部労基署視点で見えてくるクリニックの労務リスク

労基署側から調査現場を見てきた社労士が語る!

『失敗事例から学ぶクリニックの労務リスクの抑えどころ』

講師:鈴木教大氏(社会保険労務士法人レクシード代表)

略歴:栃木労働局職業対策課、宇都宮労働基準監督署、宇都宮東年金事務所

 

第2部法人税・所得税・相続税3税法から見えてくる医院経営のヒント

ファイナンシャルプランナー有資格者が税法を俯瞰して語る!

『税法から見えてくる医院経営資源の効率活用』

講師:ファイナンシャルプランナー 佐藤喜博

ソニー生命保険株式会社 コンサルティングプランナー

 

こちらを印刷してfaxにてお申込みください。→申込用紙