19年度個別指導情報公開請求資料より
協会では群馬県社会保険事務所宛に個別指導に関する資料の公開請求を行い
ました。開示された資料から概要を紹介します。
集団的個別指導(医科)
資料によれば集団的個別指導の対象は、病院が、一般病院、老人病院、精神病院、
臨床研修指定・大学付属・特定機能病院の4区分と、診療所が、内科、精神・神経科、
小児科、外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の10区分
の中から93件が選定されてています。(表1)
選定基準は、厚生労働省から送られたデータにより、医療保険分と老人保健分の
平均値を合算し、一ヶ月分の県の平均値をもとめ、それと、類型区分ごとに計算した
診療報酬明細書一件あたりの平均点数とを比較し、病院は県平均の1.1倍、診療所は
1.2倍の医療機関のうち上位8%としている。
指導方法は、群馬県医師会が開催する医療保険指導講習会で集団部分のみ
行われ、選定された医療機関には、講習会案内とは別途に群馬社会保険事務局より
通知が送付される。
個別指導(医科)
個別指導対象は、既存の保険医療機関が51件、新規指定保険医療機関が47件
選定されている。既存の医療機関の選定理由の内訳は、情報提供によるもの16件
個別指導の結果事後措置が「再指導」であったもの4件、13年度の監査の結果が
「戒告」であったもの1件、会計検査院の実地検査の結果指導の必要性が生じたもの
14件、平成17年度集団的個別指導を受けた医療機関のうち平成18年度の実績に
おいても、なお高点数医療機関に該当するもの19件となっている。
集団的個別指導(歯科)
集団的個別指導の対象医療機関は、78件、県平均点数は、1186点、1.2倍では
1423点、となっている。1.2倍を超える医療機関は238件あり、そのうちの78件
が選定されている。指導方法は集団部分のみ。
個別指導(歯科)
個別指導は、既存の医療機関が30件、新規医療機関が30件となつている。既存医療機関の
選定理由の内訳は、平成18年度再指導対象で未実施の医療機関2件、平成18年度個別指導
の結果再指導の医療機関5件、情報提供5件、平成17年度の集団的個別指導対象医療機関で
平成18年度においても高点数の医療機関18件である。
指導の対象になり通知が届いたら、個別指導の心得(埼玉協会資料より)
■「通知」が届いたら差出人、指導の種類、目的、内容について確認しましょう。
必要な場合は保険医協会に相談しましょう。
■カルテ記載の点検整備、確認をして置きましょう。
■レントゲン写真などカルテ記載と関係するものの確認と整備をしましょう。
■あまり心配せずに自信を持って指導にのぞみましょう。万一不安が大きい場合は
弁護士などに帯同してもらうことも方法です。また、テープ録音を認めるよう
申し出るのも良いでしょう。(厚労省は保団連との懇談で、求められれば
拒否はできないと回答しています)
■後日のために可能な限り、指摘事項をはじめ指導担当の事務官、医療官、医療専門員、
立ち会い人の名前などメモをとるように心がけましょう。